ACAO SPA ＆ RESORT は、アジア屈指のリゾート開発を目指し、2027 年に日本を代表する建築家 隈研吾氏がデザインを手がける、住む&泊まる機能を備えた「ACAO LUXURY LIVING & HOTELS」の建設を進めています。また、ゲストが「ACAO LUXURY LIVING & HOTELS」での滞在中、自宅にいるかのような自由さと、非凡なくつろぎを体験いただけるよう、旅行ガイド、ハウスキーピング、送迎など、施設内で提供するサービスの検討も進めています。
2027年の開業予定の、住む&泊まる機能を備えた「ACAO LUXURY LIVING & HOTELS」
ヴィラでの滞在は、自宅にいるかのような自由さと、非凡なくつろぎを提供。
このたび、外部の多角的な視点や知見を活かしてそうしたサービスをさらに洗練するべく、ハイエンドなインバウンド向け体験サービスを企画・運営するノウハウを持つ「TOKI」の稲増佑子氏と、クラウドファンディングの仕組みをアップデートした「Makuake」の運営を通じて、さまざまなモノ・コトの仕組みや組み立て、スタートアップに携わってきた経験を持つ坊垣佳奈氏を、社外取締役に選任しました。
2023年6月14日、彼女たちを交えた初めての意見交換会が、東京都内で開催されました。
坊垣 佳奈（ぼうがき かな）/株式会社マクアケ 共同創業者/取締役
同志社大学卒業後、(株)サイバーエージェントに入社。子会社3社の創業や経営参画を経て、2013年(株)マクアケの立ち上げに共同創業者・ 取締役として参画。DEIを意識した時代に即した組織づくりや、アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」の事業拡大に従事しながら、全国各地での講演や金融機関・自治体との連携などを通した地方創生にも尽力。ENECHANGE(株)の社外取締役にも就任。著書に『Makuake 式「売れる」の新法則』（日本経済新聞出版、2021）。
稲増 佑子（いなます ゆうこ）/株式会社TOKI 代表取締役社長
慶応義塾大学卒。在学中にDartmouth大学交換留学。欧州系戦略コンサル会社、米系デザインコンサル会社を経て、2014年にTOKIを創業。各国から来日される文化層を対象に、本格的な文化体験・旅行を提供するサービス、トラベルテックのSaaSツールTRAVESENS事業を運営。
意見交換会の様子
意見交換会参加者：左から、中野善壽氏、熊谷美代子氏、坊垣佳奈氏、稲増佑子氏
世界に誇れるサービスを、熱海市上多賀から発信したい――
中野氏は初めに、「日本のサービス業のあり方を変えていく必要があると思います。海外に対抗するためには、ハード面だけでなくソフト面も充実させる必要があります。」と述べ、熱海市上多賀の魅力を向上させるためのアプローチについて言及しました。さらに、「熱海に数ヶ月滞在してもらう長期滞在ヴィラとしての宿泊施設を作るには、ゲストの要望を1カ所でコーディネートできるウルトララグジュアリーコンシェルジュサービスが必要不可欠であり、それが唯一無二の武器となり得ます。だからこそ、新たな取締役には海外やインバウンド向けサービス、ものづくりや新しい体験サービスの開発などに明るいメンバーを迎えました。このメンバーで、世界に誇れる熱海発のサービスを手がけていきたいです。」と、今後の意気込みを述べました。
熱海には、再起の可能性が十分にある――
坊垣氏は、「熱海は再起の可能性がある街だと感じています。再起を果たすには、地域を愛して盛り上げたいという人の熱狂が必要だと思います。」と述べました。坊垣氏は熱海の可能性について語りながら、「中野さんのオリジナルなビジョンの大きさが街を変える期待もありますし、自分たちでそれを形にしていきたいです。」と力強く語りました。
グローバルな視点で、世界の富裕層を呼び込みたい――
稲増氏は、「熱海はバブル期に栄えたリゾート地のイメージがありますが、実際に訪れた際には夜に楽しめるコンテンツが少ないと感じました」と、熱海の課題感を述べました。加えて、「私たちが持つグローバルな視点を活かして世界の富裕層を熱海に呼び込むことで、日本の新しい観光都市のモデルケースを築くことができると思います。」と、将来の展望を語りました。
熱海・上多賀の100年後を見据えて――
最後に中野氏は、「私たちが熱海にただ遊園地を作っても意味がありません。地方創生のあり方を考えた時に、100年後を見据えた妄想が重要だと考えています。例え自分が死んだとしても、残された人々がそれをクリエートしていってくれることを期待しています。」と語り、意見交換会は締め括られました。
ACAO SPA ＆ RESORTが目指す、未来予想図（詳細：https://acao.jp）
ACAO SPA ＆ RESORTのビジョンと新たなメンバーが持つ知見によって、今後ますます熱海市上多賀の魅力を世界に発信する取り組みが加速していきそうです。
記事：高田 涼平
